こんにちは。クレア自由が丘治療院の比良田めゆみです。

クライアントさんから鍼の材質について質問がありました。

 

私が愛用している鍼

鍼灸でよく使われる鍼の材質はステンレス、銀、金などがあります。

鍼と言ってもいろいろ種類がありますが、一番メジャーな鍼灸の鍼は”毫鍼(ごうしん)”というものです。

毫鍼(ごうしん)

 

こういう風に使う鍼です。

 

昨今は、衛生面から考えて、ディスポーザブル(使い捨ての鍼)を使用している鍼灸師が9割以上と言われています。

ディスポーザブルの鍼はほとんどがステンレス製です。

かくゆう私もステンレス製のディスポーザブル鍼を使用しています。

ステンレス鍼は刺しやすく折れにくいため扱いが容易で、価格も安く、耐久性が高いのが特徴です。

刺入痛が出やすいとも言われています。

お気に入りは、山正NEOディスポの4本パックです。

私が山正NEOディスポ鍼4本パックを使うメリットは…
  • 4本づつ入っているので、鍼の本数を数える時に、4の倍数で計算すれば良いので数えやすいこと(床に落としたり、抜き忘れがないか、必ず毎回、確認しています)
  • 4本一度に開封できるので施術中の時間短縮になること
  • 鍼管(しんかん)と呼ばれている鍼を刺入する時のプラスチック製のガイド管が4本に1本だけ入っているので、ゴミが出なくてエコなこと
  • 鍼管の直径が細すぎず・太すぎずで程よいこと(刺入時痛が減らせる)
  • 鍼が私の手にしっくりなじむこと、鍼頭(持ち手に当たる部分)も金属製なので、いざとなれば灸頭鍼(鍼頭にお灸を乗せて鍼と灸を同時に行う鍼術)もできること(私はやらないですが…)
  • 切皮痛(鍼を打つ瞬間の痛み)が出る確率が低いこと(鍼先が比較的繊細に作られていると思われます)
  • 刺入感覚がスムーズ過ぎないこと(セイリンだとスムーズ過ぎるのです)

↑ 鍼管(しんかん)というのは鍼の上に置いてある、筒のようなものです。

 

山正NEOディスポ4本パックにデメリットがあるとすれば…

デメリットは、4本パックであるがゆえに、1本だけ使いたいとか、2本だけ使いたいという時に、4本ワンパックなので、4本開けることになること、使わない2本も捨てなければないこと、くらいです(師匠は、それが気になるようで1本パックも常にストックしていました。床に鍼を落とすと弟子が1本パックを出してきて、そっと鍼皿に置くというような感じでした)。

一番メジャーな鍼は、セイリンという会社のものです。

山正も、メジャーな方だと思います。少なくとも、きちんと鍼選びを考えている鍼灸師ならば知っているはずです。

 

鍼は1本当たりいくらなのか?

私が購入している山正のディスポーザブル鍼(ステンレス鍼)は一箱240本(4本入り×60パック入り)入りで、購入先にもよりますが1800円~2100円くらいです。

2000円で計算すると鍼一本当たり8円くらいです。高い方で計算しても10円までは行かないです。

私の場合、その鍼を一回の施術につき20本ほど使います。

約8円×20~24本=一回当たり160円~200円くらい。

もちろん、治療費に鍼代は含みます。

ステンレス鍼は、金・銀の針と比べると刺したときに痛みを感じやすい、柔軟性・弾力性が劣るという短所があります。

ただし、ステンレス鍼でも施術者の鍼刺入の技術や鍼のブランドによって、その痛みは異なってきます。

私は刺入時痛を減らす研究をしてきました。

それと、使い捨ての銀鍼、金鍼というのはあまり聞かないので、やはりステンレス鍼を使うということになります。

 

ディスポーザブルの銀鍼もあるらしい…

鍼学校の最初の頃は銀鍼を使って練習をします(しました。少なくとも私の鍼灸学生時代は銀鍼を使っていました)。

鍼灸院で銀鍼を使っているところは少なくなってはいますが、今もあります。

その場合は、個人用の鍼として、消毒、滅菌後、試験管のようなケースで保管します(というところがほとんどだと思います)。

 

銀の鍼は、柔らかくしなります。

鍼灸師目線で言うと、打ちづらいですが、肌なじみが良いと言われています。

銀鍼のデメリットの一つに酸化しやすいというのもあります。

 

調べてみたところ、銀鍼もディスポーザブル鍼がありました。

一本あたりで計算すると40~50円くらいのようです。

出しているブランドも少ない様子。見たところ、銀鍼ディスポは、アサヒ医療器だけなのかもしれません。

あまり需要がないのかもしれませんね。

約45円×20~24本=900~1,080円くらいですね(アサヒの銀鍼ディスポで計算)

銀鍼のディスポーザルを毎回使用するならば、鍼代を頂くか、鍼代分を施術料に入れないとならなくなります。

 

ディスポーザブルの金鍼はないらしい…

金の鍼を使っている鍼灸師に私は個人的には会ったことはありませんが、鍼代を別料金で頂けるならば金の鍼を使うのもありなのかなと思います。

どこの鍼道具屋さんでも、金鍼の値段は”時価”と書いています。

金の価格変動で値段が変わるのでしょうね。

唯一、見つけたサイトで値段を見たら一本当たり卸売り価格756円となっていました。

太さや長さによって、もっと高くなるようです。

金鍼のディスポーザブル鍼を売っているところは見つかりませんでした。

もし私が金鍼を使うならば、消毒・滅菌をして繰り返して鍼を使うのは時代の流れからして合っていないので、これも使い捨てで使用することになると思います。

一本756円×20本~24本=15,120円~18,144円!

おぉ!なかなかのお値段。

鍼代を頂くどころか、うちの鍼灸施術代よりも鍼代の方が倍近く高くなってしまいますね。

でも、それもアリなのかな??

ご希望の方がいらしたら、ご連絡ください。

金鍼を仕入れます!

 

まとめ

・ステンレス鍼は、刺しやすく折れにくいため扱いが容易で、価格も安く、耐久性が高い。刺入痛が出やすいと言われている(が、施術者の技量によって、刺入痛はほぼなくせる)。ディスポーザブル鍼として主流。

・銀鍼は、肌との親和性が高い。やや刺しづらい。酸化しやすい。ディスポーザブル鍼を売っている鍼問屋・鍼道具屋はほとんどない。使い捨てで使うにはやや高い。

・金鍼は、肌との親和性はとても高い。やや刺しづらい。ディスポーザブル鍼を売っている鍼問屋・鍼道具屋はない模様。使い捨てで使うにはかなり高い(私基準)。

 

金鍼で比良田の鍼を受けたいという方がいらっしゃいましたら、ご連絡ください!