専門家が当たり前と思っていることも…

 

少し前に新聞を読んでいて、『腰痛の原因の一つににストレス』という記事がありました。

「なんて当たり前のことを今さら記事にするのだろう?」と思いました。

しかし、私のように健康産業に関わっている人たちが、”当然”と思っていることが、

一般の方には”当然のことではない”のかもしれないとも同時に思いました。

 

私たちが当たり前と日々、感じていることも、

きちんと言葉に出してお伝えした方が良いのだよなぁと改めて思いました。

 

頭痛、肩こり、腰痛、胃痛、便秘、原因不明の体のだるさなど…。

それはその部位自体の不調ではありますが、

根本にある要因は長く抱え込んでいる内面にある問題や、

一時的に外的な刺激を受け傷付いた心にあることが多いように思います。

 

 

「おつらいところはどこですか?」「ココロが痛いです」

 

これは、まだ学生時代に治療の練習台になって貰った友人と交わしたことが

ある会話です。

友人は冗談交じりで言って笑っていましたが…。

 

私は高校を卒業してすぐに鍼灸の専門学校に入ったのではないので、

高校を卒業してすぐに治療師になった人から比べると

治療家人生としては約10年の出遅れがあります。

 

18歳からこの業界に足を踏み入れている人より臨床経験が浅いと思うこともあれば、

10年の出遅れに意味があると思うこともあります。

 

それは一般の企業で働いたことがあるということ、色んな業種に就いたことがある、

ということです。

 

身体の痛い部分だけの治療をすればいい!

治療の腕を上げるのにそんなものは必要ない!

という治療家の方もいるかと思いますが、私の場合、

”その方のお話を伺う”、”その方の状況を考える”

というのも治療のうちだと思っているので、

その方の状況が想像できるというのは大事なことなのです。

 

20代の自分は目標が見つからず、いくつもの会社を出たり入ったりしていました。

女で一つで育てた母親は仕事が続かない私に「私の育て方が悪かったのかしら?」

と思ったかもしれません(今も心配していますが…)。

 

ある時は工場でひたすら精密機器を組み立てたり、

ある時は雑誌の編集者になってみたり、百貨店の広報室で働いたり、

印刷会社でグラフィックソフトを使って図表をトレースし続けたり、

カラーコンサルタントの先生の元でアシスタントをしてみたり…。

一般事務もしました。

次の仕事がなかなか見つからず、「なんでだー??」と思うこともありましたが…。

 

学生時代のバイトも含めれば、まぁこれだけやると、

だいたいどの仕事の状況も想像がつくようになります。

色んな会社があって、色んな上司がいて、色んな立場の人がいて、

優秀な人がいて、ほどほどの人もいて、

いつもおいしいトコロだけうまく上司にアピールするのが上手い人がいて、

いつも残業をしている人もいれば、いつも定時で帰る人もいる。

 

肩を叩かれてもこの会社で最後まで働きたいという人もいれば、

会社に残ってくれとせがまれても去って行く人もいる。

 

モラトリアム期間が長かった人の言い訳に過ぎないのかもしれませんが、

このぷらぷらと色んな会社を派遣社員や契約社員で過ごしていた期間が、

今となってはクライアントさんのお話を伺う時に非常に役立っています。

 

普通に新卒で入社するには難関と言われている企業にも、契約期間だけではありますが、

在籍することができたのは、学ぶことが多かったです。

大きい会社、古い会社ほど、しきたりのようなものが多く、プライドなどもあり、

大変なのだなと思うことがありました。

 

会社って、独自ルールがあったりもしますし、結構、閉鎖的なのですよね。

 

 

まとめ

 

痛いと叫んでいるのは身体の一部分だけではなく、心の奥底にある可能性は高いです。

そこから身体に不調が出ることは多々ありますから。

あまり抱え込みすぎず、こまめにストレスは吐き出してくださいね。

どうも、ネガティブなことは言うべきでないという流れがありますが、

愚痴ったって良いのです。

生きていればうまくいかないこともあります。

人生常にポジティブでいるなんて、返って疲れてしまいます。

 

溜め込んで辛さが巨大になる前に、こまめに時々、吐き出してしまいましょう!

まだ凝っていないかな?まだ我慢できるかな?と思っていても、

身体と心のメンテナンスに鍼灸院治療を受けてみてはいかがでしょうか?

どこも痛くなくても治療院に来て良いのです。

「痛くないと来ちゃいけないのかと思っていました」とおっしゃっていた方も

いらしたので、念のためお伝えしておきます。

痛くなくてもどうぞ。