温室のような平和な高校に通っていました。

温室のような地方の高校に通っていました。

頂点でもなく底辺でもない。中の上、上の下。

故に居心地がいい…。

 

上の方の高校に行けたのにランクを落としてきた子、下の成績だったけど頑張って入った子、妥当な偏差値で家も近くて自転車で通えて制服も無難だったから入った私のような子…

などなど。

 

自分の身の丈レベルの高校に入り何もしないでいると、中学校まではそれなりに上の方だった成績も平均かそれ以下になります。

普通にしていると成績は下がり、成績が下がるとやる気も失せます。

 

でも勉強ばかりが高校生活でもないので、部活を頑張ったり、友情を深めたり…楽しい高校生活ではありました。

 

特にいじめがあるわけでもなく、目立った不良生徒もおらず、校則も厳しくない。

 

この世にこんな平和な高校があるのか?というくらいの温室状態。

 

成績は留年というところまでは落ちては行きませんでしたが、何度か赤点というのを頂いたり、追試というのを受けさせて頂きました。

 

その時に私より優秀な同級生に教わった印象的なアドバイス二つを今でも思い出します。

 

おっと国語で赤点…追試決定

冬休みの国語の宿題で「小倉百人一首を全部覚えてくること。冬休み明けに小テストをします」というのが出されました。

 

家族とのスキー旅行の行き帰りのツアーバスの中で音読でもしていれば、ちょっとは覚えられるのでは?

と甘く考えていたら、全く覚えられず惨敗。

 

追試決定でした。

 

当時のクラスメイト・後ろの席のカッキーはほぼ満点を取っていました。

なんという衝撃。

なぜだ?

なぜキミは、ほぼ満点なのか?と、優しき友人に尋ねました。

 

「高校の百人一首のテストなんて、最初から予想がつくでしょ。覚えてきたのを全部書き出しなさいとか出るわけがない。

所詮、上の句と下の句を繋がるように選びなさい程度だよ。

上の句の特徴的な二文字、下の句の特徴的な二文字くらいを反射的に繋がるように覚えるだけだよ。

もしかして、風情とか情緒とか考えながら覚えようとしてたの?そんなのはいらない…いるのはコツだよ」

 

そう言われ、カッキーの言うとおりに上の句と、下の句の特徴的な文字を覚えました。

 

特にアタマ二文字をひらがなで。

 

「たごのうらに うちいでてみれば しろたへの ふじのたかねに ゆきはふりつつ」

→「たご・ふじ」のように。

 

これは簡単で楽しくなって、ゲーム感覚で全部この方式で覚えたら、追試で満点。

私は追試になったのにクラス代表で百人一首大会に出場することになったくらいで…。

 

何年も後で知ったのですが、これは趣味で百人一首の試合に出る人には当たり前の覚え方らしいです。

 

カッキー、おぬし、やるな。

 

 

苦手な数学。賢い友人。

もともと、苦手で苦手を通り越して、もう世界から数学が消えればいいのにと何度思ったか分からない数学…。

 

おっと赤点! またしても、やってしまった…。

 

このままではイカン!と当時、強く思いました。

このままでは赤ペン先生ならぬ、赤点先生になってしまう。

 

が、赤点先生にならなかったのは、やはり恩人である友人がいたからです。

 

このままでは、進級も危ぶまれると思い、同じ部活の理数科クラスの成績優秀者ミカちゃんにどうしたら、数学ができるようになるのか? どうやったら、赤点を取らずに済むのか? を素直に相談に行きました。

 

その答えは…、

 

「教科書と問題集のテスト範囲の問題。数字まで丸暗記するんだよ。」

 

「お?数字も?」

 

「そう数字も。

同じ問題を繰り返し繰り返し解いて、どの問題が教科書と問題集のどの位置にあったか思い出せるくらい何度も何度も繰り返して解く。

解けるようになっても解き続ける。テストの直前まで解き続ける。」

 

このやり方は満点は取れなかったのですが、今までなかったくらいの点は取れました。

 

もっと早くに聞いていれば、何か人生が違っていたのかもしれません。

 

その後、ミカちゃんは私とは違って、ちゃんと近所の第一志望の国立大学に入学しました。

 

天才だと思っていたミカちゃんは人一倍勉強していました。

 

それに気付いただけでも意味があったのかもしれないです。

時々、もう一度、若い頃に戻ったら…と考えます。

 

まとめ

学校の勉強は大人になったら意味がなかったという方もいらっしゃるのですが、そんなに勉強ができた訳ではない私が言うのもナンですが、意味はあったと思います。

早く効率的に物事を解決する方法を学んだり、友人に協力してもらう方法を学んだり、コツコツやることの大事さを知ったり…。

人生は長いので、ずっと勉強が続きます。

効率よく、楽しく勉強を続けたいものです。