上司と二人きりの部署。

 

契約社員や派遣社員ではありましたが、23歳~31歳くらいまでの間は、

治療院ではなく、普通の会社で働いていました。

 

私は29歳の秋、突然思い立って鍼灸の専門学校に入学することになったものの、

蓄えに余裕があったわけではないので、

鍼灸学校の夜間部に行く傍ら勤められる仕事を探すことにしました。

 

まだ何も知識や技術がないうちは、治療院でアルバイトをするよりは、

今までやってきたオフィスワークの方が収入も良いので、そちらで探すことにしました。

 

夕方6時~夜9時過ぎまで週6日3年間の学校だったので、
朝遅めで帰りも早く上がらせてもらえる仕事を探しました。

 

学校に通いながらと言うと断られることが多く、
やっと見つかった仕事が朝10時~夕方4時までのとある企業の事務員の仕事でした。

時給も条件も勤務地も悪くない。何箇所も面接に行き、待った甲斐があった、
と思ったのも束の間。

その部署は長である上司と事務員である私の二人っきりの隔離された部署でした。

 

 

初日から上司の圧力があり…

 

面接時に終始にこやかだった上司は、気分にとてもムラのある方でした。

初日に簡単な作業ということで領収証の整理をすることになりました。

そして言われた一言が

「この領収証、無くしたらどうなるか分かってるか?」

「………???」

ただじゃ置かないからなっ!(もっと怖いことも言われました)」

「……(きょえーーーーーー!!!)」

 

領収証にまだ触ってもいないのに、無くした場合のことで??

それに物騒過ぎる!!

あ、なんかマズイところに来ちゃった?

もしかして私??

え?え?え?

 

とも思いましたが、せっかく見つけた仕事です。

続けることにしました。

 

普段はとても優しい上司です。

しかし時々、ちょっと、いやかなりキツいことを言うようになってしまう。

 

これは彼のせいではない、彼の心の病いのせいだ…と最初は優しい気持ちでいたものの、

私も聖人君子ではないので、数ヶ月経つと、私の心もだいぶ参ってきました。

 

 

 

当時のルームメイトに相談しました。

 

「パワハラっていうのかな? 結構、つらいんだ。どうしたらいいかな?

お金があまりないから、仕事やめられないんだ」

 

すると、ルームメイトが

 

「今度、嫌なことを言われたら、こう言うんだよ!

『そういう言い方は失礼なんじゃないですか?』

それだけ。」

 

夜、一緒に散歩しながらその言い方を友は掛け合いで練習してくれました。

「そういう言い方は失礼なんじゃないですか?」

何回も何回も練習しました。

 

 

今度、嫌なことを言われたら、絶対コレを言う!それを心に決めました。

 

すると不思議だったのですが、それ以来嫌なことを言われることが一度もなかったのです。

 

ルームメイトと散歩の時に炎のセリフ特訓をしたのですが、

結局、一度もそのセリフを使うことなく、無事任期満了でその職場を去りました。

夜、通りを歩きながら練習したこと、時々思い出します。

 

 

まとめ

 

今、まさに会社の人間関係で悩んでいる方もいらっしゃるかと思います。

私はたまたま友人のアドバイスが功を奏して、なんとかやり過ごすことができました。

もし悩んでいたら、必ず誰かに相談してください。

一人で抱え込まないでください。

 

友人や家族でもいいですし、会社に相談窓口がある場合はそういったところを活用しても

良いかと思います。

 

でもなかなか会社のことを会社で相談はしづらいという方も多いのではないでしょうか?

そういった場合は、各都道府県の都道府県労働局のパワハラ相談窓口などに問い合わせても

良いかと思います。

 

精神的にもおつらい場合は、心療内科を受診するのも手です。

 

まだ、そこまでではないとか、今、どうして良いのか分からないという場合は、

社会経験のある鍼灸師やマッサージ師のいるゆったり時間を取っている治療院で、

カウンセリング以前の普通の”お話”をしてみてはいかがでしょうか?

世間話をするような感じです。

 

人に話をすることで、解決の糸口が見つかることもあります。

答えはご自身が持っている場合もあります。

 

友人でもなく、会社でもなく、役所でもなく、病院でもない、

そんな立ち位置の人の方が話をしやすい場合もあるかと思います。

 

私もそんな立場の鍼灸師の一人でありたいと思っています。