どうも!こんにちは。

”やらないで後悔するよりは、やって後悔する方が100倍マシだ!”をモットーに生きているクレア自由が丘治療院の比良田めゆみです。

 

自分の身体のケアのためと、他のセラピストはどんな施術をするのか? どんな会話をするのか? どんな接客をするのか?というのを学びたくて、以前、若い時期に自分の定休日に必ず一カ所以上、施術を受けていた時期があります。

 

自分の専門である鍼灸の治療院にはもちろん受けに行っていました。

整体院、カイロプラクティック院、マッサージ院にも、オイルマッサージのサロンにも、タイマッサージ店にも、時にはエステサロンにも受けに行っていました。

その時に、好奇心が勝って、いろんな施術院に行ってしまったため、”私はぼったくられてしまったのだろうか?”と思った整体院・クリニックなどがいくつかありました。

あやしい整体院や変なクリニックに行ったことも、また学びだと思い、ココに記しておきます。

 

ダントツ怪しかった銀座の中国人経営クリニックの高額ツボ押し治療

それは、”劇的に治る!”、”驚異的な実力初公開!”というような触れ込みの本を出している中華系の先生のクリニックでした。

日本の医師免許を持っているようでした。

私は好奇心の塊で生きているので、それはどんな驚異的な治療をしているのだろう?と興味を持ち、その銀座のクリニックに行くことにしました。

 

その大先生の治療を受ける前に、ちょっとコワモテの50代くらいの男性から診療前カウンセリングを受けました。

症状を聞かれ、「ウチは料金が高いですよ」と言われました。

料金が高いのは予想していたので、財布に2万円を入れて自宅を出てきました。

これだけあれば取り敢えず足りないということはないだろうと思い、「大丈夫です!」とお伝えしました。

 

そして、私の治療の順番が来て、診察室に入っていきました。

 

入ってビックリ、そこには15名ほどのお弟子さんに囲まれた大先生がいました。

ギャラリー多し。

 

「どこが悪いですか?(←中国語なまり)」と聞かれ、

「肩こりです」と答えると、

複数のお弟子さんからリレー方式で、付箋に書かれた料金が手渡されました。

 

8カ所 56,000円

 

と書いてありました。

 

5万6千円!

 

五万六千円!!

 

ごまんろくせんえんんっ!!!

 

私は「うーむ…」と腕組みをし、「た、高いですね…」と、ぽそっと言いました。

 

「じゃあ、ちょっとツボ減らしますね(←中国語なまり)」

 

「(え、ツボ減らせるの?)…」←私の心のつぶやき

 

また付箋がお弟子さん経由で回ってきました。

 

5カ所 35,000円

 

と書いてありました。

 

すかさず先生が

 

「これ以上、ツボ、減らすと効果ないね(←中国語なまり)」

 

ギャラリーが多すぎ、かつ、そのギャラリーの圧迫感が強すぎて、

 

「それでも高いですね」とか、「やっぱりやめておきます」と言える雰囲気はなく、また”これ以上、ツボを減らすと効果がない”と言われてしまうと、せっかくどんな治療をするのか学びに来たのに、意味がないと考え、

 

「では…、これでお願いします」と伝えました。

 

 

鹿のツノかいっ!

 

すると、おもむろに中華系大先生が鹿のツノのような棒を持ち、そして、私は背後から何人かのお弟子さんに後ろから、腕・肩・脚を羽交い絞め状態に抑えられました。

 

そして、そのツノで、腕、足などのツボをグリグリーと数秒、押されました。

記憶が定かではないのですが、10秒くらいだったのかな?と思います

 

そのツノみたいな棒のグリグリの痛さが尋常ではなかったです。

 

その痛みを表現すると、

 

”鹿のツノみたいな棒を思いっきり、皮膚に突き立てられている!”

 

って、そのまんまやないかーい。

 

しかし、それ以上にも以下にも表現はないです。

棒で押されただけです(;’∀’)

 

 

それが5点。

 

それは35,000円!

 

つまり、鹿のツノでの圧迫指圧一カ所あたり7,000円。

 

一ツボ押し10秒、7,000円。

 

治療時間トータル10分ほど(問診含む)。

 

それは35,000円。

 

ガーン。

 

 

世の中にはたくさんお金持ちの方がいらっしゃるので、「なーんだ安い!」と思われる方もいるかもしれません。

しかし、当時、鍼灸師になってまだ1年目くらいだった私には、かなり厳しい額でした。

 

効果は…「?」

効果は全くよく分かりませんでした。

私に痛みを消されねばならないほどの身体の激痛部位がなかったからか、効果が分かるセンスがなかったからか、単にぼったくられてしまったのか…!?

 

そして、ちなみに財布に2万円しか入っていなかったので、受付でクレジットカードを出したら「現金のみです」と言われ、一番近くの銀行の場所を聞いて、走ってお金を引き出しに行ったのは言うまでもありません。

 

「次のご予約は?」と聞かれ、「またお電話させて頂きます」と伝え、せっかく銀座に来たのにお茶もせず、急いで真っすぐ帰宅しました。

そのクリニックには二度と行くことはありませんでした。

良い治療法ならば学びに行こうと思っていましたが、これは学ぶ価値がないと判断しました。

 

実のところ…

私は鍼灸師なので、そのツボがどこの何のツボなのか分かります。

ただ立派そうなお弟子さんをたくさん引き連れた先生が棒で、超ベーシックなツボをグリグリ押しただけです。

それで、万単位のお金を請求するとは!

 

まとめ

ただのツボ押しも立派な名称を付けたり、その先生が凄そうなことを本で書くと、人は容易に騙されたり、画期的な治療法のように思えてしまうこともあるので要注意。

 

そして、もしかしたら…当人の大先生は騙しているとは全く思っていないのかもしれない…とも思いました。

周りの人たちも、「王様の耳はロバの耳」みたいな感じで、誰も何も言ってあげないのかもしれません。

 

そして、偉い立派な先生に、高いお金を払って治療してもらったというプラシーボ効果で治ってしまう患者さんも中にはいるんだろうなぁとも思ったのでした。

※プラシーボ効果とは、本来は効く成分の入っていない偽薬を投与したにも関わらず、病気が快方に向かったり、治癒することを言います。薬でなくても、思い込みの力が状態を変化させる場合にも使われる言葉です。

 

加えて…価格表のない治療院、クリニック、整体院などは、前もってだいたいどれくらいの料金なのか、確認しましょう!(←これは自戒)と思いました。

 

しかし、何事も経験しなければ、知ることはできないので、あの銀座のクリニックに行ったこと自体は後悔はしていません。

 

経験こそが全てだ!

 

と思わなければやってられないレベルの経験なのでした…(笑&涙)

 

♯このクリニックは今はもう銀座にはないようです。

行ってみたかった方、残念でしたね(;’∀’)