香りと言葉

先日、ふと見つけた展示会に行ってきました。

https://www.cinra.net/article/202501-kaori_hrtkzm

お香の老舗 松栄堂さんと直木賞作家の千早茜さんとのインスタレーション

※インスタレーション…ってなんぞや、と。
絵画や彫刻、映像、写真などの現代美術の表現手法のひとつで、空間全体を作品として体験させる芸術。らしい。。

入り口にはお香の原料となる乾燥植物があり、香りを実際に嗅ぐこともできました。

↓これは精油でいうベンゾイン
ほんのり甘い香りで、精油はかかとのガサガサケアなどに使うことがあります。


↓これはパチュリ。乾燥した葉もしっかりパチュリの香りがします。

↓これはスパイクナート。この香油は最後の晩餐の前にマグダラのマリアがイエス・キリストの足を洗うために使ったといわれてます。

会場では、千早さんが5種類の香りを嗅いでイメージした文章が飾ってあり、来場者は小さな本に挟まれたその5種類のお香の香りを嗅いで、どの香りを嗅いでどの文章を書いたのかを当てはめていくという参加型の展示会でした。

その他、香に使用されている原料を嗅げるコーナーもあり


日本の香の歴史も少し展示ありで小スペースながら十分に楽しめました。


最後に5種類の中から好きな香りを一つ選んでしおりにもなるシートをいただけました。

自分が香りを嗅いで言葉を作ることはなんとなくイメージできますが、他の人がイメージした文章から香りを探す、というのはいつも使っている脳とは別の部分が刺激されるようでとても面白かったです。

一緒に行ったお友達に教えてもらった、展示会の上にある面白い本屋さんで千早さんの天才調香師を描いた人気シリーズ『透明な夜の香り』を購入。
表現のディティールが繊細で読みながら香りを想像したりして、アロマやハーブが好きな方はとても面白く読めると思いますよ☆

 

クレア自由が丘 情報

住所〒158-0083 東京都世田谷区奥沢2-8-9パールハイツⅢ202
予約完全予約制とさせていただいております。
電話080-9511-3007
定休日水曜日