サポート犬のお話


先日、友達に誘われて講演会に行ってきました。

NPO法人日本補助犬情報センター理事の松本江里さんの聴導犬のお話。

今まで盲導犬は聞いたことがありましたが、聴導犬と言う言葉は知りませんでした。

聴導犬と言うのは、聴覚障害者のための補助犬です。

聴覚障害者が日常生活で困ること、例えば来客者のベル音がわからない、お料理などのタイマー音がわからない、朝起きるためのアラーム音に気づけないなど生活の中で様々な問題が起きた時にサポートしてくれるワンちゃんです。

補助犬の育成や実際問題、聴覚障害者が補助犬の利用をためらっていることもあり、全国にはまだ50頭ぐらいしかいないようです。

聴導犬にはラブラドールリバーとか大きな犬ではなくて、トイプードルとか小型犬が多いようです。
そのため、聴覚障害者が聴導犬と一緒に外に出ていると、小さなお子様や他の人たちがかわいいと寄ってきてしまう場合があるようです。

でもその行為は聴覚障害者にとってちょっと困ること、聴覚障害者に限らず盲導犬もそうですが、本来犬の気の注意は飼い主様のためにあります。

それが散漫になってしまうと本来の聴覚障害者のためのお仕事ができなくなるということでした。

なので、何かあれば声かけをしていただくのはとってもありがたく、普段は温かい無視をお願いしますと言う言葉が印象的でした。

聴導犬のほかに盲導犬と介助犬と言うのもあります。盲導犬に関しても知らなかったのですが、盲導犬は交差点、角を曲がる、障害物がある、段差があるなどの認知はしますが、信号などの青や赤の色は識別しないそうです。

信号で犬は交差点を認識し止まりますが、信号を渡るか渡らないかは目の見えない方の判断にかかっていると言うことでした。

視覚障害者は、車が横方向に走っているのか、縦方向を走っているかの音を感じて、青か赤を認識するそうです。なので、盲者のための音がでない信号では青ですよとか赤ですよーとかの声かける、もしくは独り言で赤だなとか青になったなぁ、とかつぶやいてくれると嬉しいとお話ししていました。

介助犬に関しては、以前は扉を開ける、扉を閉めると2回指示を出さなくてはいけなかったらしいですが、最近は訓練で開けたら閉めると言うのも覚えているらしく、何かをとってきてと言うと、扉を開け、物持ち、届けた後きちんと閉めに戻るそうです。

身体障害の方が何かあった時、例えば車椅子で転んでしまった場合など自分で起き上がることができないため、介助犬に「Take携帯」と言って携帯を持ってをさせる行為はとても重要だという話もしていました。

知っているようで、知らなかった事、よかれと思うことが実は迷惑になってしまうこと、様々な障害者のためのサポートが少しずつでもあることなど、いろいろなことを知ることができてよかったです。

聴導犬 チャンプ💕

 

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